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鋳鉄の溶接について

鋳鉄とは

炭素 1.7-6.6%を含む鉄と炭素合金。 鋳鉄は鋳造性がよく、切削性に優れているため機械・装置に利用されています。

種類はダクタイル鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、合金鋳鉄、ねずみ鋳鉄、白鋳鉄 等があります。

溶接上の注意

1.溶接箇所の砂、油、汚れは完全に除去してください(油付着の場合はガスで焼いてください)
2.溶接電流はできるだけ低い電流で溶接し、アーク長さを50mm以内にしてください
溶接後、すぐにピーニングしてください(ケレンハンマー等で叩き熱の応力を分散するのとブローホールが発生していても圧着できます)続けて溶接する場合は手で触れても良い程度まで冷ましてから溶接してください
3.溶接棒は30°程度に寝かせて溶接してください
4.割れの補修溶接の場合は、割れの両端にドリル等でストップホールをあけてから溶接してください
  (溶接をすると熱のため割れがさらに大きくなるのを防ぐためです)

 

ステンレス鋼の溶接について

 溶接上の注意

1.溶接箇所の砂、油、汚れは完全に除去してください。溶接前に溶接棒乾燥機で乾燥してください。
2.溶接電流はできるだけ低い電流で溶接してください。 電流が高いと棒焼けします。